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※この記事は、特段の断りがない限り、2025年7月時点での情報を基に作成しています。
「オルタナティブ投資が気になっているけれど、
どんな種類があるの?」
「今の自分に最適な、オルタナティブ投資を選びたい」
一言に「オルタナティブ投資」と言っても、その種類は下記のようにさまざまです。
改めてこのオルタナティブ投資の一覧を見ると「聞いたこともないものばかり」という方もいれば
「これもいわゆるオルタナティブ投資に当てはまるのか」と気づく方もいるのではないでしょうか。
上記の8種類だけではなく、具体的に投資商品で考えるとその種類は多岐に渡ります。
投資商品の種類が豊富だからこそ、商品性が異なるため注意が必要です。
そこで、この記事ではさまざまなオルタナティブ投資の種類について、徹底解説していきます。
1.オルタナティブ投資8種類一覧
2.【オルタナティブ投資の種類①】プライベート・エクイティ
3.【オルタナティブ投資の種類②】ヘッジファンド
4.【オルタナティブ投資の種類③】投資型クラウドファンディング
5.【オルタナティブ投資の種類④】コモディティ
6.【オルタナティブ投資の種類⑤】暗号資産(仮想通貨)
7.【オルタナティブ投資の種類⑥】NFT(非代替性トークン)
8.【オルタナティブ投資の種類⑦】不動産
9.【オルタナティブ投資の種類⑧】収集品
10. オルタナティブ投資を選ぶときは投資において「何を重要視するのか」を改めて考えよう
11. まとめ
あなたに最適なオルタナティブ投資を選ぶためにも、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
代表的なオルタナティブ投資として挙げられるのは、以下の8種類です。
ここでは、大きく分けた8種類のオルタナティブ投資についてお伝えしていますが、実際のところはさらに枝分かれした具体的な投資商品が存在しています。
例えば「コモディティ」には、何十種類にもなる投資対象となる商品が存在しています。
また普段から馴染みのある「不動産」の中には、リスクやリターンが違う主に5種類もの不動産投資商品があるのです。
投資商品の種類が多いオルタナティブ投資で後悔しないためにも、それぞれの投資商品について具体的に見ていきましょう。
プライベート・エクイティとは、非上場企業の株式を指し、未公開株式やPEとも呼ばれています。
現在は上場していない企業なので、株式価値が上場企業よりも低いのが一般的です。すぐにリターンを期待するのではなく、企業の今後の成長を見込んで投資する場合がほとんどでしょう。
プライベート・エクイティは、主に以下の4つの種類に分類されます。
4種類すべてのプライベート・エクイティに共通しているのが、以下の点です。
定期的な配当リターンを目的とするのではなく、売却益(キャピタルゲイン)を目的に投資していくのが、プライベート・エクイティの特徴です。
オルタナティブ投資の中でも、プライベート・エクイティを選ぶメリットは以下のとおりです。
プライベート・エクイティのメリット3つ
非上場企業の株式に投資するので、証券会社などで取引されている上場企業株式よりも投資単価が安くなる場合が多くあります。
そのため、投資資金を抑えられると同時に、売却時に大きなリターンに変わる可能性も秘めているのです。
プライベート・エクイティは、ベンチャー企業や成長の著しい企業なども多いため、企業成長を見守り・応援していくことも魅力の1つでしょう。
また、投資家の保有株式割合が多い場合は、その企業の経営に参画できる場合もあります。大きな企業目標を達成するために、投資家と企業が一緒に歩んでいけるのです。
プライベート・エクイティのデメリットは、以下のとおりです。
プライベート・エクイティのデメリット3つ
プライベート・エクイティは、IPOなどで売却益を得る場合がほとんどで、分配金が期待できないケースがほとんどです。
また、非上場企業の株式になるため、基本的には証券会社では取り扱っていません。
そのため、上場するまでは売買機会がほとんどないため、投資資金をすぐに回収することが難しく、長期保有が前提となると覚えておきましょう。
もちろん企業が上場すると大きなリターンが期待できますが、企業が上場しない場合は、投資資金が回収できないリスクもあるのです。
オルタナティブ投資の中でも、プライベート・エクイティへの投資がおすすめのケースは以下のとおりです。
プライベート・エクイティがおすすめのケース
このように、今すぐ収益を生み出すのではなく、将来的にリターンが得られれば良いと考えている投資家の方には、プライベート・エクイティ投資も選択肢となり得ます。
ヘッジファンドとは、さまざまな投資商品を組み合わせて利益を追求することを目的としたファンドに投資する投資商品です。
相場変動による資産減少を避けるために、株式や債券だけではなく、ここまで紹介してきたさまざまなオルタナティブ投資を駆使して、資産の目減りを回避します。
ヘッジファンドは、運用のプロが投資家の代わりに投資資金の運用を行うのが一般的です。
投資家からの資金を預かった運用者は、「絶対収益型投資戦略」とも呼ばれる4種類の戦略で運用します。
一見すると、投資信託のようにイメージできますが、実際のところは富裕層や大口投資家向けの投資商品です。
最低投資額が高額になる場合が多いのが現実ですが、その分リスクを抑えて最大限まで収益を追求していける投資商品と言えます。
オルタナティブ投資の中でも、ヘッジファンドを選ぶメリットは以下のとおりです。
ヘッジファンドのメリット3つ
すでにお伝えしているとおり、ヘッジファンドは投資資金の運用をすべてプロに任せるのが原則です。
投資家から投資資金を預かった運用の専門家は、市場の価格変動を注視しながら、リスクを回避すべく売却タイミングを適切に 見極めます。
その結果、投資家が大きな損をするリスクを回避できるだけではなく、高いリターンを得られる可能性も期待できるでしょう。
ヘッジファンドを選ぶデメリットは、以下のとおりです。
ヘッジファンドのデメリット3つ
ヘッジファンドの大きなデメリットは、投資開始するためにまとまった資金がなければ投資できないという点です。
投資商品次第で必要な金額は変わりますが、500〜1,000万円程度を目安にしておく必要があります。
特徴的なデメリットとして挙げられるものには、他のオルタナティブ投資よりも手数料が高くなるという点もあるでしょう。
また、ヘッジファンドの持分は売買機会が制限されているため、投資家自身が市場を見ながら自由に売買できるわけではないと覚えておきましょう。
オルタナティブ投資としての選択肢に、ヘッジファンドを組み入れることをおすすめする主なケースは、以下のとおりです。
ヘッジファンドがおすすめのケース
ヘッジファンドに投資するためには、多額の投資金が必要になります。
まとまった余剰資金がある場合に限り、オルタナティブ投資としてのヘッジファンドへの投資を検討してみてはいかがでしょうか。
近年、個人でも多くの方が利用しているクラウドファンディングですが、その中には、オルタナティブ投資の1つである、投資に特化したクラウドファンディングもあります。
投資に特化したクラウドファンディングとは、企業が資金調達を募るために投資家を募る仕組みです。
具体的には、以下の3種類があります。
※ソーシャルレンディングとも呼ばれる
利用できるプラットフォームも増えており、気軽にできる投資として、投資家向けのクラウドファンディングは認知されてきています。
クラウドファンディングをオルタナティブ投資として選択する場合、以下のメリットがあります。
クラウドファンディングのメリット3つ
クラウドファンディングで投資できるプロジェクトは、種類も投資先もさまざまです。
プライベート・エクイティのように、非上場企業の株式だけではなく、社会貢献プロジェクトや新事業のサポートなど個性的なものも多くあります。
投資金額も1口1万円〜と、比較的少額でスタートできるのもメリットの1つです。
もちろん口数を増やして、投資金額増額もできます。
また、投資家が得られるリターンの種類も、下記のようにさまざまです。
気軽にできるクラウドファンディングだからこそ、個性的な案件が多いのが大きなメリットとも言えるでしょう。
クラウドファンディングのデメリットは、以下のとおりです。
クラウドファンディングのデメリット3つ
クラウドファンディングは気軽にできる投資商品の1つですが、投資先の企業の信頼性は保証されていない場合が多いです。
株式や債券などの場合は、証券会社で取り扱うために守らなければいけない条件などをクリアしているのが一般的ですが、クラウドファンディングの場合は自身で見極めなければいけません。
また、原則として流動性はないので、投資後は任意のタイミングでの売却はできません。
万が一、投資先の企業の経営が先ゆかなくなってしまった場合は、投資した資金が回収できない可能性があると理解しておく必要があります。
オルタナティブ投資の中でも、クラウドファンディングでの投資をおすすめするケースは、以下のとおりです。
投資型クラウドファンディングがおすすめのケース
クラウドファンディングによる 投資は、気軽に少額から投資できることが知られています。
そのため、これから投資経験を積んでいきたい方にもおすすめできます。
すでに資産運用に精通している場合は、掘り出し物を探すイメージで手腕を発揮して利回りのよい投資先を探す楽しみもあるかもしれません。
コモディティとは、実際に存在している商品に対して投資をするという投資商品です。
個人投資家が投資できるコモディティには、主に以下のようなものがあります。
■コモディティの例
貴金属
エネルギー
農作物など
上記の一覧表を見てみると「コモディティという言葉は知らないけれど、金投資や原油投資などは知っていた」という方もいるのではないでしょうか。
コモディティへの投資は、主に以下の3つの方法で投資できます。
また、取引をおこなううえで、将来の値動きを予測して商品先物取引(デリバティブ取引)をする場合も多くあります。
同じコモディティへの投資でも、投資方法・取引方法によってリスクとリターンが変わってくるので注意しましょう。
オルタナティブ投資におけるコモディティのメリットは、主に以下の3つです。
コモディティのメリット3つ
まずは、幅広いラインナップの中から、投資商品 を吟味して選べるという点がコモディティ投資の魅力です。
投資商品の種類によって、価格が 影響を受ける市場や指標が異なるため、コモディティの中だけでも違う投資商品 を選ぶことで分散効果が高まるでしょう。
また、コモディティはインフレの影響を受けづらい投資手法 の1つとして知られています。
インフレで生活必需品などの価格が全体的に上がると、お金の価値が下がってしまうので生活は大変になってしまうかもしれません。
しかし同時に、保有しているコモディティ資産の資産価格も上がるケースが多いのです。
インフレで生活費が高くなり出費は増えるけれども、保有しているコモディティの資産価格が上がることで、資産の分散効果も期待できます。
コモディティに投資するデメリットは、主に以下の3つです。
コモディティのデメリット3つ
コモディティへの投資は、投資開始時の価格と将来売却する際の売却益の差額がリターンとなります。
そのため、インカムゲインは発生しません。
資産価値が上がれば高いリターンが見込めるのはもちろんですが、為替変動などで資産価値が下がってしまう可能性もあります。
また、コモディティにはさまざまな変動要因があるため、値動きの予測が難しいことがデメリットと言えるでしょう。
社会情勢や経済に影響される場合もあれば、自然災害や環境変化に大きく影響を受ける場合もあるため「これは値上がりするだろう」という簡単な予測は難しいのです。
コモディティへの投資をおすすめするケースは以下のとおりです。
コモディティがおすすめのケース
今後、インフレになった時のことを想定して資産分散をするなら、コモディティへの投資が向いていると言えます。
また、配当による収益ではなく、売却益で大きなリターンを期待したい場合は、コモディティを検討してみましょう。
令和2年5月に仮想通貨から呼び名が変更された「暗号資産」も、代表的なオルタナティブ投資の1つです。
※参考: 暗号資産の利用者の皆さまへ|金融庁(参照日:2025年7月31日)
暗号資産(仮想通貨)とは、インターネット上でやりとりできる資産価値のあるデジタル通貨のことを指します。
■暗号資産(仮想通貨)の特徴
※暗号技術を用いて、取引記録を分散的に処理・記録するデータベースの一種
※参考: ブロックチェーンの概要|総務省(参照日:2025年7月31日)
暗号資産(仮想通貨)にはさまざまな種類が登場していますが、代表的なものは以下のとおりです。
代表的な暗号資産(仮想通貨)
暗号資産(仮想通貨)は法定通貨に換金できるので、暗号資産(仮想通貨)を取引で増やしたのち、法定通貨に換金することで得られる金額が投資家の収益になるのです。
暗号資産(仮想通貨)をオルタナティブ投資として採用する場合のメリットは、主に以下の3つです。
暗号資産(仮想通貨)のメリット3つ
暗号資産(仮想通貨)は、証券会社や金融機関の営業時間等を気にせず取引ができるため、24時間365日いつでも購入や換金などの取引をおこなえます。
暗号資産(仮想通貨)の種類によって、裁定取引価格が低く設定されている場合があるため、数百円からの少額投資も可能です。
また、送金手数料が法定通貨(日本円)よりも格安に設定されている点もメリットとして挙げられます。
暗号資産(仮想通貨)を選ぶデメリットは、主に以下のとおりです。
暗号資産(仮想通貨)のデメリット3つ
暗号資産(仮想通貨)最大のデメリットと言えるのが激しい価格変動です。
また、暗号資産(仮想通貨)はブロックチェーン技術を採用しているものの、悪意のある攻撃などにより、データ改ざんやハッキングなどに遭う可能性はゼロとはなりません。
さらに、暗号資産(仮想通貨)への挑戦を戸惑ってしまう投資家の方に多いのが、仕組みが複雑で不安を感じてしまうという点ではないでしょうか。
仕組みやリスクなどが複雑だからこそ、しっかりと全体像を理解しておく必要があります。
暗号資産(仮想通貨)を分散投資先として取り入れるべき、おすすめのケースは以下のとおりです。
暗号資産(仮想通貨)がおすすめのケース
比較的新しい投資タイプである暗号資産(仮想通貨)は、価格変動リスクだけではなく、詐欺などの被害に巻き込まれる可能性もあります。
そのため、第三者の甘い言葉を鵜吞みにするのではなく、しっかりと学び・理解したうえで投資するべきか考えなければいけません。
NFT(Non-Fungible Token, 非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用した代替できないトークンを指します。
近年、NFTのマーケットは拡大していますが「仕組みが分からないので、投資するか躊躇してしまう」という方もいるのではないでしょうか。
今までは簡単に複製や改ざんできていたようなモノが、ブロックチェーン技術を活用することで唯一性を証明できるようになりました。
その結果、唯一性が証明されたデジタル資産として、投資家間での取引がおこなわれるようになったのです。
NFT取引には、下記のようにさまざまな種類があります。
投資できる代表的なNFTの種類
NFTで投資家が利益を得るためには、購入したNFTを他の投資家に売却する必要があります。
また、 NFTはブロックチェーン技術を利用しているため、暗号資産(仮想通貨)へ投資する場合と同様に、ブロックチェーン技術についての知識も必要になってくるでしょう。
オルタナティブ投資の中でも、比較的新しい投資であるNFTを選ぶ場合のメリットは、主に以下の3つです。
NFTのメリット3つ
NFTの代表的なメリットの1つは、今までは改ざんされやすかったデジタルアート作品に唯一の価値を付与できるという点です。
たとえば、お気に入りのアーティストの作品がオリジナルで唯一性や希少性があることを証明したうえで、所有できます。
また、「7.【オルタナティブ投資の種類⑥】NFT(非代替性トークン)」で紹介しているように、NFTの種類もさまざまです。
投資するためのNFTの種類も多く、幅広いジャンルの商品の中から、自身にピッタリな投資商品に出会えるでしょう。
さらに、NFTに投資していると、ある時急に資産価値が高くなっていく場合もあります。
長期保有しておくことで、将来的な資産価値も上がっていく可能性があると言えるでしょう。
NFTに投資するデメリットとして挙げられるのは、以下の3つです。
NFTのデメリット3つ
NFTはオルタナティブ投資の中でも、値動きが比較的激しく、大幅な下落リスクもあるのが特徴です。
また、必ずしも購入したデジタルアート作品を別の投資家に売却できる保証はありません。
たとえNFTに投資した場合でも、そのデジタルアート作品をリアルに所有できるわけではないと覚えておきましょう。
あくまでも「デジタル資産」に該当するので、インターネットやパソコン上だけに保存できるものなのです。
NFTへの投資がおすすめのケースは、以下のとおりです。
NFT(非代替性トークン)がおすすめのケース
NFTへの投資は認知され始めていますが、株式や債券といった伝統的資産と比較すると、情報量も経験者も圧倒的に少ないのが現状です。
そのため、投資家自身で工夫しながら情報を積極的にキャッチしようとする姿勢が欠かせません。
多くの方に馴染みのある不動産投資も、従来から選ばれているオルタナティブ投資の1つです。
不動産または不動産関連資産を裏付けとする投資商品では、賃料などに基づくインカムゲインを狙えます。
オルタナティブ投資における不動産投資は、主に下記の5種類です。
どれも不動産に関連する投資商品ですが、インカムゲインとキャピタルゲインを受け取れる点は共通しています。
「同じ不動産投資だけど、違いが分からない」という方も少なくありません。それぞれの特徴を簡単に分類すると、下記のようなイメージです。
投資家による投資対象不動産の選択が可能
金融商品として利回りを重視する
上記のポイント以外にも、投資できる物件数や考えられるリスクなどは、投資商品ごとに変わってきます。
オルタナティブ投資での不動産への投資について、より具体的に知りたい方は「オルタナティブ投資 不動産」をご覧ください。
オルタナティブ投資の中でも、不動産投資を選ぶ場合のメリットは、以下のとおりです。
不動産投資のメリット2つ
また、今までは何千万〜何億円という資金がなければ投資できなかった大型不動産などにも、小口投資できる投資商品も増えてきました。
株式や債券などの市場からの影響も少ないため、比較的値動きが安定している点もメリットです。
不動産投資を選ぶデメリットは、以下のとおりです。
不動産投資のデメリット3つ
主に5種類に分けられる不動産投資ですが、現物不動産から得られる収益がリターンの源泉となる点は共通しています。
そのため、不動産価値が下がってしまうと、分配金や売却益にダイレクトに影響が出てしまう可能性があるのです。
不動産自体の運用・管理を適切に行えなければ、空室が続いてしまいそもそもの家賃収入も期待できないというデメリットがあります。
また、不動産投資は下記のように投資期間が異なるので、注意が必要です。
不動産投資商品によっては、上記のように運用期間/リスク/リターンなどがそれぞれ違うのです。
オルタナティブ投資の中でも、不動産投資をおすすめするケースは以下のとおりです。
不動産がおすすめのケース
不動産運用を投資先として選ぶべきか決める基準の1つが、2パターンのリターンです。
オルタナティブ投資で一般的な「キャピタルゲイン」だけではなく、定期的な「インカムゲイン」も得たい場合は、不動産投資が適している可能性が高いでしょう。
もちろん、不動産投資に興味はあったけれど資金が用意できないという方でも、小口投資が可能になっているので個人投資家でも参入しやすくなっています。
骨董品やスニーカーなど、保有しておくことで資産価値が向上するモノの収集も、オルタナティブ投資に該当します。
対象となる物品はさまざまですが、資産価値が上がる可能性があるものとしては、以下のとおりです。
代表的な収集品
オルタナティブ投資として収集品に力を入れるメリットは、以下のとおりです。
収集品のメリット3つ
収集品を投資の1つとして考えるメリットは、購入した物品が資産として手元に残るという点です。
普段から身近にある物品も、長期間保有していることで資産価値が上がり、将来売却する際には、取得した時点を大きく上回る価値になっている ケースもあるのです。
とくに、投資だけではなく趣味としての「好きなモノ」を収集できる場合は、コレクター魂のワクワク感も満たせるというメリットもあります。
また、長期間保有し続けることで資産価値が上がり、投資額を大きく上回る金額で売却できるケースもあり得るのです。
投資の一環として、資産価値が上がりそうな物品のコレクションを行うことの デメリットは以下の3つです。
収集品のデメリット3つ
収集品を投資と考えるデメリットは、嗜好品であるが故の流動性の低さ、評価基準の曖昧さ、価格のボラティリティの高さ等によりリターンの予測が難しい点と、物品を購入するためのまとまった資金が必要になる点です。
もちろんトレーディングカードなどは少額で購入できますが、自動車や骨董品などになると多額の資金が必要になってくるでしょう。
また、物理的に保管できるスペースが必要になる点もデメリットとして考えられます。
小さい物品であれば問題ありませんが、大きさが大きくなるほど保管が難しくなってしまいますよね。かといって乱雑に保管していては、将来的な資産価値も下がってしまう可能性もあるのです。
投資として収集品集めを考える場合は、品質を維持しながら保管できる環境も意識しなければいけません。
オルタナティブ投資の中でも、収集品をおすすめするケースは以下のとおりです。
収集品がおすすめのケース
収集品が投資につながるケースで多いのが、好きなものを集めていたら、気づいたら資産価値が上がっていたというケースです。
すぐに収益を出す目的ではなく、長期間かけて好きなモノ・こだわりのモノを集めていき、将来売却時に資産価値が上がっている可能性があることを 楽しむのも1つの投資スタイルかもしれません。
さまざまな種類のオルタナティブ投資について理解できたところで、実際にどの投資商品を選ぶべきか迷っているのではないでしょうか。
そこで、あなたに最適なオルタナティブ投資の組み合わせを選ぶためには、あなた自身が投資をしていくうえで、何を重要視するのかを改めて考えてみることをおすすめします。
上記を考えることで、オルタナティブ投資の組み合わせも考えやすくなります。
そのうえで、まず以下の3つの戦略のうち、どれが最も自分に合っているかを選んだうえで、それぞれの戦略に適した投資商品の組み合わせを決めて行くとよいでしょう。
※上記の参考例は、あくまでも組み合わせのイメージです。
オルタナティブ投資にあっても、実際にどの投資商品を選ぶかによって、得られるリターンと想定されるリスクは違います。
自分の得たいリターンとリスクを考え、改めて考えて投資商品を選んでみてくださいね。
この記事では、オルタナティブ投資の種類について解説してきました。
株式や債券などの市場と相関性が低いオルタナティブ投資は、リスク回避のための必要な選択肢の1つです。
すでに株式や債券などの伝統的投資を行って いる投資家の方も、値動きの異なるオルタナティブ投資を分散投資の選択肢に加えてみることを、一度検討されてはいかがでしょうか。
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